前回の記事では、
就活時にエントリーシートが埋められず、
自分が空っぽな存在であることに気づき、
それが自信を喪失する結果となって、
対人恐怖症になってしまった。
という経緯について説明しました。
当たり前ができなくなる辛さ
大きな痛手だった。
当たり前にとってきた人とのコミュニケーション。
その当たり前ができなくなった今、
人との会話の間合いや、視線の合わせ方が、
まったく分からなくなった!
無視意識に行なっていた
コミュニケーションのスキルがゼロ
になってしまったのです。
今では人と視線を合わすことが怖いので、
どこ見て話してんだか分からない状態になる。
おまけに緊張して目がバキバキになる始末。
相手も気味悪がって顔が引きつっちゃう。
これが日常茶飯事です。
もうマトモに他人と会話できません。
自分は、自分ひとりでできていない
人ってここまで大きく変わってしまうんだね。
自分の最大の武器は、人間力だったはず。
部活で都大会◯位、◯◯検定◯級、
TOEIC◯点なんかより、
堂々と人に自慢できる能力だったのに。
誰とでもすぐ仲良くなれたし、
男女、年齢に関係なく友人もたくさんいた。
そう思うとさ、
たくさんの人たちと出会い、笑い合い、楽しく過ごした日々が、
自分という人間を形成していたんだね。
その自分を否定するってことは、
過去に出会った人たちを、ともに過ごした時間を、否定することになっちゃう。
とても失礼なことだと今さら気づいたよ。
今まで出会った人に感謝を
みなさんはどうか自己否定をしないでください。
あなたに魅力を感じ、あなたを愛してくれた人の想いを裏切ることになるから。
自分は自分ひとりで形成されてるわけじゃない。
あなたの中にはみんなの想いが詰まっているから。
僕の場合は対人恐怖症のせいで、
疎遠になってしまった人たちがたくさんいる。
なかには僕の異変に気づいて、
そっと距離を空けて離れていった人もいる。
でも僕は忘れません。
彼ら、彼女らと楽しく過ごした日々を。
心から感謝です。
なんか辛気臭い話になったけど、
発病したきっかけの話はここいらで終わり!
〈後編 終〉
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